2021/12/12
毒親を理解する
今回のブログでは、毒親を理解することについて書いていきますね。
これについては、毒親なんて理解したくもない!自分を苦しめた親を理解するなんて嫌だ!って思う方もたくさんいるかと思います。でもどこかに必要な誰かがいるかもしれない、そんな方に届いてくれたら嬉しいです。
もしかしたら、毒親なんて理解しなくても、今すごく幸せで人生が最高に楽しいなら、毒親を理解する必要なんてないかしれません。ただ、幸せなんだけど、なんかモヤモヤする、なにかの出来事が起こると、潜在意識のどこかで辛い過去を思い出して、スッキリしないという方は、毒親を理解してみたら、もっと幸せな人生を歩めるかも。
まず、毒親を理解するってことは、今までされてきたことを全部肯定してくださいってことではありません。お父さん、もしくはお母さんは、どうして私にあんなことをしてたのか、その理由を知ることです。
どうして私を否定しまくってたの?
どうして私がやめてって言ってもやめてくれなかったの?
どうして私に過干渉だったの?
その理由を知ること。
理由を知ることによって、恨みが消える、薄まるんです。
もしも 余計恨みが増してしまうようなら、まだ毒親への恨みを出しきってないので、しっかり毒は出しきっておきましょうね。
毒親を理解するってことは、たとえば私の場合だと、私は母に否定され続けてきました。母になにか言うたびに否定され、聞く耳すら持ってもらえなかった。全部自分の価値観で言ってきて、それが出来ないと罵られました。私という存在を認めてもらえなかった。
すごく嫌だったのが、私のことはもちろん、他人のことを見下した発言が多かったこと。
これが日常茶飯事だったので、健全になんて育つわけないですよね。
毒親を理解するって、根拠とか必要なくて、あなたが納得できればそれでいいと思うんです。
私の母は、今でいうシングルマザーで、ただその当時は、今みたいにひとり親に対しての理解も少なく、田舎から上京してきて周りに頼る人もいなかった。誰にも頼ることが出来ない状況で、仕事をしながら1人で子育てをするには、娘の私に依存するしかなかった。
他人を見下した発言や失言が多かったのは、アスペルガーという発達障害の特性だとも思います。
母は、一生懸命私を大切に愛してくれた。育ててくれた。
でも毒親になってしまった。
それは誰のせいでもない。
シングルマザーだから、アスペルガーだから、誰のせいでもない。
ちゃんと子供を愛していたけど、毒親になってしまった。
毒親になってしまった理由をちゃんと理解すると、そうなっても仕方ないかって、恨みに終止符が打てるのです。
親が健全じゃなかったこと、辛いし苦しいし悲しいけど、誰のせいでもないから前を向くしかないのです。毒親のことを、受け入れて肯定してとは言いません。
離れていいし、仲良くしなくていいし、肯定しなくていい、ただ理解すること。
理解して、そういう親がいてもいいんだと思えたら、そう思って前に進んでたら、悲しみも苦しみも消えるし、あなたの目の前にある希望を求めて、行動できるようになるはずです。
毒親を理解することについて、このブログを読んで実践してみるのもありですが、もし、あなたが1人で辛いと感じたり、1人じゃ無理かもしれないと思ったら、大田区のカウンセリングルームにいらしてくださいね。
親子関係はもちろん、人間関係でのお悩みの方の力に少しでもなれたらと思います。
おひとりで実践するよりも、カウンセリングを受けた方が早く克服できます。
私はいつでもここにいます。
いつでもあなたのタイミングで、ご相談にきてくださいね。